アメリカ買い付けの旅 2019秋⑤
大きな買い付けが終わり、ボストンに戻りました。
ボストンと言えば有名なのがアイビーリーグ含めて大学が多い事です。学生が多く若い街です。そういう所は京都市に似ています。だから姉妹都市なのか…川もあるし。。
昔から大学がある街では必ず大学売店CO-OPを覗くほどカレッジアイテム好きです。古着のカレッジプリントものはロゴデザインやそのバランス、素材が凝っていてクタッとイイ感じなので好きなのですが、最近は古着の良いサイズ感のモノが少なく値段も高くなっているので、新しいモノを着古して自分でイイ感じにするというのが良いかな、と思っているので行ってしまいます。と、ただのロゴ好きです。。
今回はボストン市内にあるハーバード大学は勿論ですが、もう一つ！少し足を延ばしてアイビーリーグの中でも特に、デザインや色が良いなと古い写真を見ては焦がれているニューハンプシャー州のダートマス大学に行くことにしました。
調べるとボストンからはバス『Dartmouth Coach』に乗って片道3時間。
意外に遠くて「うッ」と一瞬ひるみましたが、前日までの買い付けでかなり疲れていたこともあり、ニューハンプシャー州行ってみたかったしのんびり寝ながらのバス旅行もいいかもな～と行く事にしたんですが・・・頭の中もかなりのお休みモードだったようで、バスの出発時間を間違えてしまった！！
バスに乗り込み帰りのバスの時間を調べると、”ダートマス大学”にはわずか30分しか滞在できない工程と判明。「なんてこと・・・」「これじゃあ世界の車窓からになるやないか・・」いや！そうはさせない。そこからは、CO-CPの場所やバス停からの所要時間を調べたり、何度も着いてからの段取りをシュミレーションして頭の中が忙しく、とてもとても休むどころじゃない。せっかくのバス旅行なのにおちおち寝てられない。。いよいよニューハンプシャー州のダートマス大学の敷地内に入ってきたくらいになるとソワソワしてきます。ふと窓の外を見ると、広大なグリーンの芝生と所々の大木の中にレンガ造りの重厚な建物。本を片手に歩く学生と運動着の学生たち、全てが悠々としていて思い描いていたアイビーリーグの姿がそこにありました。本と一緒。
で、到着！走る走る・・・走れ～～～
30分のみ。バス停と売店との距離が意外に近いのがまだ救いでしたが、買い物できる時間は約20分。・・しかないのに試着までして大急ぎでお会計。買い物終了。それッとCO-CP前にあるカッコイイ『J.CREW』を横目に猛ダッシュ。向こうからバスがス～っと。やりました！間に合いました！
写真の1枚しか撮れず（当たり前…）でしたが我ながらよく頑張った。
2校行って思ったのはハーバード大学もダートマス大学も商品展開がよく似ていること。（多分大手の会社が請け負っている）色とロゴが違うだけのように見えてしまい、それはそれでかわいいからいいんですが・・両校でデザインがかぶらないように、と考えながら選ばなければいけなかった事が意外と難しく、ちょっと残念でした。両校とも色がとにかく素晴らしいのでもう少しオリジナリティーを希望します！
（↑昔はこんな感じ『TAKE 8IVY』より拝借画像）
バスの中でようやく落ち着いてウトウトしていたら、携帯に着信が。同じく買い付けに来ている同業の友人から「明日の日曜、一緒にフリマに行こう」とお誘いの電話でした。飛び上がらんばかりに大喜びです。なぜなら自分で新しい場所を開拓するのは容易ではないからです。特にアメリカは広いし運転出来ない私にはハードルが高いです。だから本当に嬉しかったんです。翌朝3時半に出発と聞いても感謝しかありませんでした。その日は早々に床に就きました。