2019年春 ヨーロッパ買い付けの旅③
翌日、いつものリヨンのマーケットを終えて、その翌朝にはさらに南の街アヴィニョンへ移動します。
アヴィニョン…プロヴァンス地方。城壁に囲まれた町。ゴッホの愛した町。(正確にはアルル)せめて一泊はしたい。
しかし!私には時間がありませんでした。
その日の私の予定は、早朝にリヨンを出て、アヴィニョン→マルセイユ→夜遅くにイギリス着。これを1日で。午前中にアヴィニョンで買い付けを終えて、午後にはマルセイユ空港に向かわなければなりません。まさに分刻みのスケジュール。(こればっかり。)
マルセイユ→イギリス間以外は全て電車です。それぞれ約2時間くらいの距離。
今の時代スマートフォン(グーグルマップ)があれば大体は解決します。電車の乗継ぎも時間も。。。だけど、初めての土地で時間も無い中、買い付けたモノを運んだり、重いモノを持って電車に乗るまでをスムーズに進めるには、高度な段取りが必要です。一人では不安なのです。
特に今回は、翌朝にはイギリスで買いつけしなきゃいけない、夜の飛行機には何があっても乗らなきゃいけない、というプレッシャーもあり。。
誰かに手伝ってもらいたい。出来ればそれは言葉の通じる相手にお願いしたい。
実は、最近、そういう切羽詰まった時には、現地に住む日本人に助けてもらえるサイト”トラベロコ”を利用しています。”トラベロコ”にはプロの方から素人の学生まで幅広く登録されています、それぞれが出来るサービスを挙げています。(車での送迎、食事のお供、一日観光、などなど。)
自分の要望に合わせて選べるようになっていて、選んだ相手と出発前に細かいやり取り(金額なども)が出来るので、少し割高ではありますが、安心して現地に向かうことが出来るところが利点です。本当のことを言えば、それも含めて自分でああでもないこうでもない、、とスケジュールを立てていく方がワクワク感があり好きなのですが、これは仕事なのでできるだけ失敗は避けたいです。
今回は駅とマーケット間の送迎をお願いしました。助かりました。
意思疎通が出来て、時間の変更などの融通が利いたことは大きかったです。
なんの不安もなくゆっくり買い物が出来ました。
その後、マルセイユ空港にも時間通り(ちょっと早すぎたけど)に到着です。
「さぁブイヤベースだ!」
マルセイユ=ブイヤベース。ゆえに、マルセイユ空港=ブイヤベース。
これ当たり前、って思ってたんですが空港のどこを探しても、ない…
Why?Why? ショックすぎて、だんだんと怒りがこみ上げてくるほどに。ブイヤベースを食べるつもりでいたからお腹もペコペコ。でも違うものでお腹を一杯にしたくない。意地になって結局、空港の売店でフツーのサラダとパンを食べる羽目に。なんてこと。。
そこらじゅうでドドーンと高く積み上げられているマルセイユ石鹼を横目に、南仏再訪を強く強く誓いました。