アメリカ買い付けの旅 2023年春①

「なんか、めちゃくちゃ楽しかったなぁ…」というのがこの春のアメリカ買い付けの感想です。

2023年春、3月と5月にアメリカの西海岸と東海岸に仕入れに行きました。アメリカへの買い付けは2021年7月以来2年ぶりです。2度たて続けに行ったのはアメリカが広すぎるので(知っての通りアメリカは国内を3つのエリアに分けて時差のある国。西と東だとその差3時間!)今回はそれぞれ、別々に分けて行くことにしたんです。・・・が、予定ではそのつもりだったんですが、ちょっとぼやぼやしていたらあっという間に飛行機の座席が埋まってしまい、3月はカリフォルニア(サンフランシスコ⇔ロサンゼルス)←こっちはイイ。5月は日本から東海岸に飛ぶ飛行機に空席が全く無く、一度西海岸に入ってから東海岸に向かう行程、サンフランシスコ→東海岸(ボストン郊外とニューヨーク)となりました。当初は自分の優柔不断さとのんびりさに悪態をついていましたが結果的にはこの5月にカリフォルニアに行けたことがとても良かったので、たまには優柔不断も悪くないかもな。と思っています。

…というのも、実は3月の買い付けの際に、サンフランシスコ近郊のベイエリアで月に一度行われるフリーマーケットに初めてアメリカに住む友人と一緒に出店しよう!!と意気込んでいたのですが、なんと雨予報で翌週に延期となってしまい…当然翌週まではいない。。。結局出れず(買い付けも出来ず…)悔しい思いをしていたので、5月のサンフランシスコ行きで再チャレンジできる!となったからです。
今度こそフリマが開催されますように、と出発が近づいてくるとソワソワして毎日数時間おきに天気予報をチェックする日々が始まりました。チェックというか、祈る日々です(笑) そして、その合間に出店の準備を現地の友人とやり取りします。
そのフリーマーケットに出店するにはアメリカの住所を持っている事が必須で、その他に車の登録番号や販売許可証の有無、何を販売するのか?(アンティークマーケットなので20年以上前までのモノしか販売できない)など、いくつかの項目を登録しなくちゃいけません。それが済んだら出店料を支払って(クレジットカード決済か現金払い(当日に支払い=少し割引きされる))、出店参加者全員(!)の手書きサインをメールで送って完了となります。か、かなり細かい・・・割に主催者からは何の返信も無く…本当に出店できるのか?!とヒヤヒヤしながらアメリカ買い付け出発の日をむかえました。

5月5日、GW真っ最中に関空から出国します。どこもかしこもめちゃくちゃ混んでるはず、と意気込んでかなり早い時間に家を出たものの、関空特急はるかも関西空港もガラガラ・・・拍子抜け。
飛行機は普通に混んでいましたが日本人は数えるほどしか乗っていません。ほとんどが外国の方です。3月の時もそうでしたがコロナが収束しているというのにこの日本人の少なさは、燃料費高騰による運賃の値上げというよりも円安が要因なんじゃないか、と思わずにはいられませんでした。。。大丈夫か?ニッポン。

8時間で到着したサンフランシスコの昼は少し雨がパラついていましたが、久しぶりのアメリカが嬉しくて全く気になりません♪おまけに来るまでに毎日天気予報を確認してきた私は慌てることもありませんでした。2日後の日曜日、フリマの日は晴れの予報です。もう大丈夫でしょう。今日と明日はお店巡りと小さな規模のフリマに行って本番の日曜日に備えます。
PXL_20230506_024628718~2
(『CHILL’S』というファミリーレストランで食べた夕食。量がすごい!美味しい!タコスは持ち帰りました。)

日曜日をむかえる前に・・・・・

3月の時はサンフランシスコ/ベイエリアの滞在が長かったので、色々な所に行きました。中でも印象的だったのはスタンフォード大学とその周辺でした。スタンフォード大学はシリコンバレーの真ん中にありアップル創業者スティーブジョブが最後に有名なスピーチをしたところです。

PXL_20230301_200854785 PXL_20230301_200623500 PXL_20230301_200849679 PXL_20230301_200814711

とにかく広い!それもそのはず、ひと山分丸ごとがスタンフォード大学の敷地となっているから。坂のある山の中を抜けてもまだ大学で、一体どこまで?という感じです。移動は自転車、いや車か・・・私はbook shopの周りの一部しか見られなかったんですが、この大学全体を知るには1週間くらいはかかりそうな感じでした(が実際は…1時間のツアーがあるらしい) 周りには何も遮るものが無く、全てに十分な広さがある(だろう)その場所はとにかく気持ちが良かった。同じような広さの東海岸の大学とはまた違うカリフォルニアの空気感、というのか・・空が高くて空気が美味しい。ちょっと街中からは遠いけれど観光地ではないけどおススメの場所です。そして、ビックリしたのは大学のあるエリア、パルアルトです。低層住宅が広がり一見普通の一軒家に私が「小さな平屋でイイ感じよね~」と言うと友人がサラッと「2~3ミリオンはするよ」と。「!!!!3億ドル!!!!」言葉も出ず、頭の中は???です。スティーブジョブズも眠るそのエリアは超高級住宅地だそうで・・・ぅう…失礼しました。けど、いわゆる豪邸ではない普通の佇まいには(家の中は分からないけど)好感が持てました。実際に生活するのは大変なのかもですけども。。外から見た勝手な感想です。